- キャンプで使える薪ストーブの選び方を知りたい人
- 薪ストーブのメリット・デメリットを知りたい人
- キャンプで使える薪ストーブのおすすめを知りたい人
秋冬の寒い時期のキャンプを快適に楽しむために必要なストーブ。
なかでも、薪を燃やして暖を取る薪ストーブは炎のゆらぎを楽しめて、キャンプらしさが倍増するストーブです。
この記事ではキャンプで使える薪ストーブの選び方を徹底解説し、薪ストーブのおすすめ【5選】も紹介していきます!
お気に入りのストーブを見つけて快適なキャンプを楽しみましょう!
▼他のストーブも気になる方はこれらの記事も参考にしてみてください▼
薪ストーブとは
薪ストーブとは、薪を燃料として暖房や調理に利用できるストーブです。
石油ストーブや電気ストーブなどと比べて火力が強く、暖かさを保つ能力に優れているのが特徴です。
また、天板で料理ができるモデルも多く、一石二鳥のアイテムとして人気を集めています。
薪ストーブのメリット・デメリット
薪ストーブには以下のメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
炎のゆらぎを楽しめる 暖房能力が高い 天板で調理ができる テント内でも使用可能 | 一酸化炭素中毒のリスク 火事、やけどのリスク |
順番に詳しく解説していきます!
メリット①炎の揺らぎを楽しめる
窓のある薪ストーブは炎の揺らぎを楽しめるのが特徴。
炎の揺らぎには、リラックス効果をもたらす「1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)」という効果があります。
1/fゆらぎとは、不規則性と規則性がバランスよく調和している周波数のことで、波のせせらぎや小鳥のさえずり、雨音、心拍音などにも見られます。
人間が心地良いと感じるリズムで、生体リズムと同じ周波数を感じることで癒やし効果を得られます。
メリット②暖房能力が高い
薪ストーブの暖房能力は石油ストーブなどと比べても高く、「暖まる」という点では最適のストーブです。
薪ストーブは太陽の熱と同じように輻射熱(遠赤外線)を発して部屋を暖めるため、まるで日光浴をしているような心地良い暖かさを感じることができます。
薪ストーブ本体から発せられる輻射熱と、火そのものから発せられる遠赤外線によって、部屋も身体も暖めてくれます。
メリット③天板で調理ができる
薪ストーブの天板は炉内で生じた熱により高温になるため、鍋を使った煮込み調理などにも活用できます。
ケトルを置いておけば常にお湯を確保でき、テント内の湿度も保つことができますよ。
また、天板の蓋を外して直火調理できるものも多く、フライパンを置いてステーキなどを焼くことも可能ですよ。
メリット④テント内でも使用可能
少し上級者向けですが、薪ストーブはテント内でも使用可能です。
↑のように煙突穴があるテントであれば煙突を外に出せるので、テント内でも薪ストーブで暖が取れます。
ただし、後述する「デメリット①一酸化炭素中毒のリスク」をよく読んで自己責任で使用しましょう。
デメリット①一酸化炭素中毒のリスク
薪ストーブは酸素を使って燃焼し、排気ガスを出すので一酸化炭素中毒に注意する必要があります。
長時間使うことで空気が汚染され、換気をしなければ室内の酸素濃度が低下して不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急激に増加し、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
そのため、
- 1時間に1~2回は窓やドアを開けて新鮮な空気と入れ替える
- つけっぱなしで寝ない
- 一酸化炭素チェッカーなどの警報機を使用する
などの対策は必ず行い、一酸化炭素中毒に気をつけましょう。
テント内で安全に使うなら、一酸化炭素中毒の危険を避けるため、火気を使用しないホットカーペットもおすすめです。
↑キャンプで使える!ホットカーペットの選び方とおすすめ【5選】ではホットカーペットの選び方やおすすめを紹介しているので参考にしてみてください。
デメリット②火事、やけどのリスク
薪ストーブの本体は高温になるので、火事・やけどのリスクもあります。
特に小さい子供がいる方は要注意!
子どもは好奇心が旺盛なため、熱いかどうかよく分からないままストーブの表面を触ったり、走り回って倒してしまうこともあるかもしれません。
- 燃えやすいものを近くに置かない
- つけっぱなしで寝ない
- 小さい子がいる場合は安全策で囲う
などの対策をとり、火事・やけどに気をつけましょう。
キャンプで使える薪ストーブの選び方【4つのポイント】
薪ストーブを選ぶ際には絶対に確認してほしいポイントが4つあります。
- 材質
- サイズ
- 用途に合った構造
- 使いやすい機能
この4つのポイントを確認することで自分に最適な薪ストーブを選ぶことができますよ。
順番に解説していきます!
①材質
薪ストーブの材質は主に以下の3種類。
それぞれ特徴が違うので自分に合ったものを選びましょう。
材質 | 特徴 |
---|---|
鉄 | 熱伝導率が高く暖かい 重厚感ある見た目でおしゃれ サビやすくこまめな手入れが必要 |
ステンレス | 錆びにくくメンテナンスしやすい 耐久性があり安心して使用できる 暖まるまでにやや時間がかかる |
チタン | 軽量で携帯しやすい 強度が高く長期的に使用できる 他の材質よりも価格が高い |
- 暖かく、おしゃれなものがいい人は鉄がおすすめ
- 錆びにくく、メンテナンスしやすいものがいい人はステンレスがおすすめ
②サイズ
薪ストーブは使用する人数やテントに応じて安全に使用できるサイズを選びましょう。
テント内で使用する場合はテント内の広さや煙突の位置、キャンプサイトで使用する場合はサイトの広さと使用人数を考慮して安全に使えるサイズを選択してみてください。
また、一般的に販売されている薪は35cm程度のものが多いので、本体サイズは薪より大きく、ゆとりがあるものを選ぶと薪を切ったりする必要が無く簡単に継ぎ足しを行えます。
- ファミリーやグループで使うならLサイズがおすすめ
- 自分が使う薪がそのまま入る、大きめのものがおすすめ
③用途に合った構造
「薪ストーブをどんな用途で使いたいか」で選ぶ基準も違ってきます。
自分の用途に合った構造になっているかチェックしてみましょう。
用途 | 構造 |
---|---|
炎を眺めたい | 側面に大きなガラス窓があるものを選ぶ |
天板調理がしたい | 天板の蓋を取り外して直火調理も可能なものを選ぶ |
テント内で使いたい | 煙突の長さ調整ができるものを選ぶ テント内での使用を許可しているものを選ぶ |
- 自分の用途に合った構造になっているかチェック
④使いやすい機能
使いやすい機能にも注目で、下記のポイントなども確認しておきましょう。
- ダンパー(煙の流れを変えるパーツ)の有無
- スパークアレスター(煙突の火の粉防止装置)の有無
- 煙突などのオプションの有無
- 薪の継ぎ足しのしやすさ
特に、薪の継ぎ足しやすさは確認しておきたいポイント。
定期的に薪を継ぎ足す必要があるので、扉が大きく、手間をかけずに継ぎ足しできそうかは確認しておくといいでしょう。
キャンプで使える薪ストーブのおすすめ【5選】
薪ストーブのおすすめ5つを紹介していきます。
気になった商品の詳細はリンクボタンより確認してみてください。
CAPTAIN STAG|KAMADO煙突ガラス窓付角型ストーブ
材質 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | パイプ直径 |
---|---|---|---|---|
鉄 | ハイ:幅600×奥行き510×高さ1070・1415・1770mm ロー:幅470×奥行き360×高さ830・1180・1530mm | 幅480×奥行き270×高さ265mm | セット約10kg | 約100mm |
Propworks|Wood-burning Stove
材質 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | パイプ直径 |
---|---|---|---|---|
鉄 | 幅290 × 奥行510 × 高さ270mm 脚を組み立てた状態: 幅420 × 奥行615 × 高さ400mm | 記載なし | 16.1kg | 記載なし |
FUTUREFOX|薪ストーブ3面ガラス
材質 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | パイプ直径 |
---|---|---|---|---|
鉄 | 最大52.5×40×263cm | 約23.5×40×30cm | 約14.3kg | 6cm |
Winnerwell|ノマドビュー Lサイズ 4点セットスペシャルパッケージ
材質 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | パイプ直径 |
---|---|---|---|---|
ステンレス | 459 x 249 x 高さ2750.82mm(ストーブ+煙突) | 459 x 249 x 高さ249mm | 約19kg | 89mm |
ホンマ製作所|フォールディングキャンプストーブ
材質 | 使用サイズ | 収納サイズ | 重量 | パイプ直径 |
---|---|---|---|---|
ステンレス | W476xD337xH420(煙突含:D542xH2120) mm | 記載なし | 11.8kg(付属品含:16.9kg) | 100mm |
最後に:薪ストーブで秋冬キャンプを快適に
秋冬キャンプは寒いのでストーブなどの暖房器具を使用する必要があります。
- 材質
- サイズ
- 用途に合った構造
- 使いやすい機能
などを確認し、自分に合った薪ストーブを見つけましょう。
薪ストーブをゲットして快適なキャンプを楽しみましょう!
▼他のストーブも気になる方はこれらの記事も参考にしてみてください▼