- キャンプで使える石油ストーブの選び方を知りたい人
- 石油ストーブのメリット・デメリットを知りたい人
- キャンプで使える石油ストーブのおすすめを知りたい人
秋冬の寒い時期のキャンプを快適に楽しむために必要なストーブ。
なかでも、灯油が熱源の石油ストーブは人気の一つです。
この記事ではキャンプで使える石油ストーブの選び方を徹底解説し、ストーブのおすすめ【7選】も紹介していきます!
お気に入りのストーブを見つけて快適なキャンプを楽しみましょう!
石油ストーブとは
石油ストーブは、灯油を燃焼させて空気を暖める暖房器具です。
ファンを使用しないため運転音が静かで、電気を使わずに使用できるのが特徴。
電源がいらないのでキャンプはもちろん、災害時などにも活躍してくれます。
石油ストーブのメリット・デメリット
石油ストーブには以下のメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
電気がいらない ストーブの上で調理もできる 乾燥しにくい 災害時の備えになる | 一酸化炭素中毒のリスク 火事、やけど |
順番に詳しく解説していきます!
メリット①電気がいらない
石油ストーブの最大のメリットは、電気がいらないという点です。
代わりに灯油が必要ですが、灯油を用意すればキャンプ場に電源が無くても使えるので、秋冬キャンプでのキャンプ場選びに選択肢が増えます。
家での使用はもちろん、屋外や倉庫、ガレージなど、キャンプ以外でもあらゆる場所での使用が可能な点は石油ストーブの強みです。
メリット②ストーブの上で調理もできる
石油ストーブの天板はコンロのように使えるものが多いです。
そのため、お鍋やスープ、お湯を沸かしたり、料理をしたりと大活躍。
火を囲んで暖まりながら煮込み料理などができます。
メリット③乾燥しにくい
石油ストーブは暖房機器にありがちな乾燥の心配が少ないストーブです。
灯油は炭素(C)と水素(H)の化合物。
これらが空気中の酸素(O)と反応し、燃焼すると炭素は二酸化炭素(CO2)へ、水素は水(H2O)に変化します。
つまり、灯油を燃焼させると水が発生するので、乾燥しにくいというより、加湿も同時に行う暖房器具なのです。
※ただし、二酸化炭素も発生するため、長時間の利用には換気が必須になります。
メリット④災害時の備えになる
「秋冬キャンプはあまり行かないからストーブを買うのはもったいない…。」
と感じる方も多いと思いますが、石油ストーブは災害時の備えにもなります。
地震や台風などの自然災害・停電などで電気が使えなくなっても石油ストーブと灯油を常備していれば、いざという時も安心です。
「秋冬キャンプのために買うけど、いざという時の備えにもなる!」と考えると購入のハードルが下がりますね。
デメリット①一酸化炭素中毒のリスク
石油ストーブは酸素を使って燃焼し、排気ガスを出すので一酸化炭素中毒に注意する必要があります。
長時間使うことで空気が汚染され、換気をしなければ室内の酸素濃度が低下して不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急激に増加し、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。
そのため、
- 1時間に1~2回は窓やドアを開けて新鮮な空気と入れ替える
- つけっぱなしで寝ない
- 一酸化炭素チェッカーなどの警報機を使用する
などの対策は必ず行い、一酸化炭素中毒に気をつけましょう。
テント内で安全に使うなら、一酸化炭素中毒の危険を避けるため、火気を使用しないホットカーペットもおすすめです。
↑キャンプで使える!ホットカーペットの選び方とおすすめ【5選】ではホットカーペットの選び方やおすすめを紹介しているので参考にしてみてください。
デメリット②火事・やけどのリスク
石油ストーブの天板や側面は高温になるので、火事・やけどのリスクもあります。
特に小さい子供がいる方は要注意!
子どもは好奇心が旺盛なため、熱いかどうかよく分からないままストーブの表面を触ったり、走り回って倒してしまうこともあるかもしれません。
- 燃えやすいものを近くに置かない
- つけっぱなしで寝ない
- 小さい子がいる場合は安全策で囲う
などの対策をとり、火事・やけどに気をつけましょう。
キャンプで使える石油ストーブの選び方【4つのポイント】
石油ストーブを選ぶ際には絶対に確認してほしいポイントが4つあります。
- 対流式or反射式
- サイズ
- 暖房出力
- 燃焼継続時間
この4つのポイントを確認することで自分に最適な石油ストーブを選ぶことができますよ。
順番に解説していきます!
①対流式or反射式
石油ストーブの種類は「対流式」、「反射式」の2つに分かれます。
部屋全体を暖めたいのか、前方を集中的に暖めたいのか、使う目的や設置場所にあわせて選ぶといいでしょう。
対流式
対流式は円筒形の見た目が主流。
石油の燃焼によって熱せられた空気が上昇し「対流」することで、部屋全体を暖める仕組み。
室内の空気を自然対流によってかき混ぜて暖めるため、部屋の中央に設置すると効果的で、広い部屋に適しています。
反射式
反射式は四角い箱状のものが主流。
筒型の燃焼部の奥に反射板を設置することで熱を反射させ、「輻射」によって本体前方を中心に暖める仕組み。
背面に熱が伝わりにくいため、壁際に設置しやすく、狭い部屋に向いています。
個人的にはみんなで囲めて、全体を暖めてくれる「対流式」一択です!
見た目もおしゃれなものが多いですよ。
- みんなで囲めるおしゃれなストーブが欲しいなら「対流式」
- 暖めるのは前方だけでいいから端の方に設置したい人は「反射式」
②サイズ
キャンプで使用するストーブはコンパクトなものがおすすめです。
秋冬のキャンプは防寒着や暖房器具など、ただでさえ荷物が増えがち。
車種やキャンプギアの量などにもよりますが、欲しいストーブが車に入ることは必ず確認しましょう。
- 自分の車の車載スペースに収まるサイズか確認
③暖房出力
ストーブの暖かさを示すのが「暖房出力(kw)」です。
この数値が大きくなればなるほど暖かくなりますが、本体サイズも大きくなりがちです。
暖房目安として、「部屋の広さ6畳(木造)の場合2.4kw程度」で記載されることが多いので、「2.4kw程度~」を基準に選ぶといいでしょう。
各メーカーも意識しているのか、2.4kw前後のものはキャンプサイトに合うデザインのものが多いですよ。
- サイズと暖房能力のバランスを考えると「2.4kw程度~」のものがベスト
④燃焼継続時間
秋冬キャンプの寒い時期に燃料切れでストーブが止まってしまっては大変です。
暖房出力が高いほど燃焼継続時間は短くなっていく傾向なので要チェック。
燃焼継続時間とタンク容量を確認し、必要に応じて予備の灯油も用意しましょう。
- 燃焼継続時間とタンク容量を確認
キャンプで使える石油ストーブのおすすめ【7選】
石油ストーブのおすすめ7つを紹介していきます。
タイプや暖房出力などをチェックしながら自分に合うものを見つけてみてくださいね。
トヨトミ|レインボーストーブ RL-2524
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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対流式 | 高さ×幅×奥行き(mm):485.7X388X388 (置台を含む) | 約6.2kg | 2.50kW~1.25kW 木造7畳まで コンクリート9畳まで | 約20.2~40.2時間 (最大燃焼~最小燃焼) | 約4.9ℓ | グレージュ ダークグリーン ホワイト |
トヨトミ|GEAR MISSION RR-GER25
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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対流式 | 高さ×幅×奥行き(mm):480X388X388 (置台を含む) | 約5.9kg | 2.54kW 木造7畳まで コンクリート9畳まで | 約20.2時間 | 約4.9ℓ | オリーブ コヨーテ |
アラジン|ブルーフレームクッカー
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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対流式 | 高さ477×幅426×奥行き426mm | 約8.0kg ※ブラックのみ約8.3kg | 2.4kW/h | 約17.8時間 | 約4.1L | グリーン ホワイト ブラック |
アルパカプラス|アルパカプラスストーブTS-77NC
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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対流式 | 高さ420mm×幅350mm×奥行350mm | 約6.6kg | 3.0kw | 約10時間 | 約3.7L | グリーン ベージュ ブラック レッド |
PASECO|石油ストーブJKH-1
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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対流式 | Φ325×441(mm) | 5.3 kg | 3.0 kW | 約18時間 | 5.3ℓ | ブラック グレー タン アルパイングリーン |
トヨトミ|GEAR MISSION RS-GE23
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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反射式 | 高さ×幅×視野(mm):446X422X330 (置台を含む) | 約6.6kg | 2.25kW~1.91kW | 約16.4~19.4時間 (最大燃焼~最小燃焼) | 3.6L | オリーブ コヨーテ |
アラジン|石油ストーブCAP-U2801
タイプ | サイズ | 重量 | 暖房出力 | 燃焼継続時間 | タンク容量 | カラー |
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反射式 | W345×D327×H496 mm | 8.5kg | 2.80kW~1.96kW | 約16~23時間 | 4.4L | グリーン |
最後に:石油ストーブで秋冬キャンプを快適に
秋冬キャンプは寒いのでストーブなどの暖房器具を使用する必要があります。
- タイプ
- サイズ
- 暖房出力
- 燃焼継続時間
などを確認し、自分に合った石油ストーブを見つけましょう。
石油ストーブをゲットして快適なキャンプを楽しみましょう!